古典、『枕草子』で
春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎは、
少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」
という文章があります。
枕草子で登場する『あけぼの』は現代語だと『夜明け方』という意味です。
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今回の主役であるアケボノハゼの『アケボノ』は枕草子で登場する『あけぼの』と
同じ意味です。
つまりアケボノハゼは夜明けの空模様みたいに
きれいな心癒される光景から名づけられた海水魚の一種です。
これくらい美しい海水魚は
そんなにいないでしょう。
似たような海水魚だとハタタテハゼも美しいですね。
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ただ、美しい魚ほど寿命が短い印象です。
人間でも美しい人ほど短命な印象があります。
四字熟語でも『美人薄命(びじんはくめい)』という言葉もあるくらいですからね。
では実際のところアケボノハゼの寿命ってどれくらいなのでしょうか?
やっぱり美しい魚ほど短命なのでしょうか?
以下詳しく解説していきます。
アケボノハゼの寿命はどれくらい?
結論としてアケボノハゼの寿命は2~3年で
長生きしたといえるもので5年が限界でしょう。
動物でいったらハムスターと同じくらいです
アケボノハゼの寿命を他と比較
アケボノハゼの寿命は2~3年と短いです。
では他の生物と比べるとどんな感じなのでしょうか?
たとえばサメの寿命は20~30年くらいです。
カクレクマノミの寿命は10年くらいとアケボノハゼより5倍近く長生きします。
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アケボノハゼと同様に見た目がきれいなハタタテハゼの寿命は6年前後だといわれています。
⇒ハタタテハゼの水槽飛び出し事故の原因と対処法
こうやっていろいろ寿命と比較すると
アケボノハゼの寿命って短い気がしますね。
やっぱり美人薄命という言葉が正しいのでしょうか。
アケボノハゼと同様に美しいハタタテハゼの寿命は6年前後と長いので
美人薄命とは言い切れませんね。
では同じハゼの仲間のマハゼの寿命はどうでしょう?
マハゼの寿命は1年くらいです。
なので、アケボノハゼよりも寿命が短いです。
ムツゴロウもアケボノハゼと同じでハゼの仲間ですが、
寿命は1年くらいなので、アケボノハゼより短いです。
他にもハゼの仲間でアカハゼがいますが、
アカハゼの寿命も1年と短いですし、
シロウオというハゼの仲間の寿命も1年です。
こんな感じなので、アケボノハゼの寿命は2~3年とサメなんかと比べたら圧倒的に短いですが、
同じハゼの仲間(多くは1年)でみたら、長めなので、
美人薄命とは一概に言えませんね。
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