前回の記事ではオニカサゴとオニオコゼの違いについて解説しました。
⇒オニオコゼとオニカサゴの違い
どちらも見た目が不気味で見分けがつきにくいですね。
見分けがつきにくいといえば
アメフラシとウミウシもそうですよね。
オニカサゴやオニオコゼみたいな不気味さは
アメフラシやウミウシにはありませんが
どちらも見分けがつきにくいですね。
アメフラシとウミウシって見た目がすごく似ているけど、
どこに違いがあるのでしょう？
今回の記事では
・共通点
・違い
について解説していきます。
アメフラシとウミウシの共通点
Contents
アメフラシとウミウシの違いを説明する前に
まずは共通点から説明します。
まずウミウシもアメフラシも1匹の個体の中に
オスとメスの要素が備わっているのです。
1匹のウミウシを見たら、
そのウミウシはオスでもありメスでもあり、
1匹のアメフラシを見たら、そのアメフラシはオスでもありメスでもあるわけです。
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例えるならウミウシやアメフラシはデビルマンみたいなものでしょう。
デビルマンは普段は一般人として生活していますが、
必要なときにデビルマンに変身するわけです。
つまり1人の個体の中に一般人とデビルマンが備わっているわけです。
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別のたとえをすると、ウルトラマンだってそうでしょう。
ウルトラマンも普段は一般人ですが、敵がきたらウルトラマンに変身します。
とにかくアメフラシもウミウシもどちらもオスとメスの要素が同時に備わっているのです。
アメフラシとウミウシの違い（１）見た目
まずアメフラシとウミウシの違いの一つ目としては
アメフラシを見ると地味な印象でウミウシを見ると派手な印象があります。
つまり、見た目の印象が違います。
地味な女性と
派手な女性との違いと同じ感じですね。
これは好みの問題でしょう。
見た目が地味なアメフラシが好きな人もいれば
見た目が派手なウミウシが好きな人もいる。
世の中そんなものでしょう。
アメフラシとウミウシの違い（２）分類
アメフラシとウミウシもどちらも貝の仲間である点は共通です。
「え、アメフラシもウミウシも貝の仲間なの？
貝殻が見えませんが・・・」とおっしゃる方もいるかもしれません。
確かにアメフラシにもウミウシにも貝らしきものは見えません。
でも、どちらも貝が退化して中身が丸見えになっているだけです。
ウミウシにもアメフラシにも体内に
ちょっとだけ貝の名残が残っています。
たとえるならナメクジみたいなものでしょう。
そんな話はさておき、
アメフラシとウミウシでは細かい分類が違います。
・ウミウシは後鰓亜綱（こうさいあこう）裸鰓目（らさいもく）
・アメフラシは後鰓亜綱（こうさいあこう）無楯目（むじゅんもく）
と目レベルで違います。
アメフラシとウミウシの違い（３）大きさ
アメフラシとウミウシでは大きさが違います。
アメフラシの大きさは20cmいかないくらいです。
だいたい15cmくらいです。
ウミウシは10cmもありません。
せいぜい数センチくらいです。
つまり、アメフラシの方がウミウシより数倍大きいということです。
ですので、アメフラシなら潮が引いた磯なんかで発見できるかもしれませんが、
ウミウシは数cmと小さすぎて、発見できない可能性が高いです。
アメフラシとウミウシの違い（4）餌
・ウミウシは動物性のものを食べる（コケムシなど）
・アメフラシは植物性のものを食べる（ワカメや昆布など）
という違いがあります。
なので、もしウミウシやアメフラシを飼育するにしても
あなたが飼育しているのがウミウシか、アメフラシか
把握できていないと、間違った餌を与えてしまって
死滅させてしまう危険性があります。
なので、ここまでの記事の内容をしっかりと把握して
あなたが今見ているのはアメフラシなのか、ウミウシなのか
きちんと判断しましょう。
ここまでの内容がわかっていたら簡単にウミウシとアメフラシの違いがわかるはずです。
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