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地学

アイソスタシーとは?わかりやすく解説

アイソスタシーとは




この記事ではアイソスタシーとは何か?わかりやすく解説していきたいと思います。
アイソスタシーとじゃ地殻にまつわる原理です。

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アイソスタシーとは何か?

定義

アイソスタシーとは地殻が流動性のあるマントルの上に浮かんでいて
地殻にかかる重力と、地殻が受ける浮力のバランスがとれているという考え方のこと。

いきなりアイソスタシーとは何か?定義を言っても
意味が分かりませんよね。

そもそもマントルって固体なのに流動性とか言われても
理解不能だと思います。

そこで以下、詳しく説明していきたいと思います。

まずマントルをご存じですか?
こちらは地球の内部ですが、マントルはここです。

マントル

マントルは焼きもちみたいなものだと考えられています。

焼きもち

焼きもちはプクッと膨れていて表面は硬くなっていて中はふっくらです。
マントルは焼きもちみたいな状態だと考えられています。

ところで、焼きもちは液体でなく固体ですね。

流動性

あくまで固体ですが、ちぎれば伸びたりして変形できますね。
こういうのを流動性があるといいます。

マントルも同様で流動性があると考えられています。
マントルはあくまで固体です。固体ですが、お餅のように伸びたりゆっくり力を入れて
変形したりと流動性があるため、液体みたいな感じです。

流動性=液体みたいなイメージ

です。

今回解説するアイソスタシーを理解するために、
マントルを液体のように考えます

マントル

地殻がマントルの液体の中に浮いていると考えてみましょう。
しかも地殻を氷のように考えてみてください。

流氷

すると氷(地殻)が水(マントル)に浮いていると考えることができますね。
汚い絵で申し訳ありませんが、下の図をご覧ください。

マントル

この地殻の構造というのは上記図のように陸の方ほど下にえぐれています。
これは偶然ではありません。
必ずそうなります。

重力と浮力

地殻には重力が働いています。
これに対して地殻を浮かばせようとする浮力が働きます。

そして重力と浮力は釣り合っています。

流氷

釣り合っているからプカプカと氷が浮いているような状態になるわけですね。
まるでお水に浮かぶ氷のように考えればよいです。

重力と浮力

大きい氷(より陸地のところ)を浮かべれば上にぐっと盛り上がるけど、
下にグッとえぐれ、それでバランスがとれています。

でも小さい氷(海のあたり)なら上にちょっと盛り上がり、下にちょっとえぐれるぐらいでよいわけです。

二層構造

そのため、大陸の方が2層構造で、海の方が1層構造になっています。
しかも陸の方がぐっと上の方に盛り上がった結果、下にえぐれているのは
それはまるで大きい氷を浮かばせているかのように
沈んだところで受ける浮力によって大きい氷なので上にグッと盛り上がるからです。

ということで必ず陸は上に盛り上がったあと、下にぐっとえぐれないといけないわけです。

流氷

上の画像のような流氷だって大きい氷ほど上に飛び出しているし、
下(水の中)にもいっぱい飛び出していますよね。
これを陸地とマントルに置き換えて考えていただければOKです。

また、小さい氷ほど、上にちょっとだけ飛び出している(私たちも見える)し
下(水の中)にもちょっとだけしか沈んでいません。

二層構造

二層構造になっている部分(陸地の方)は大きい氷が浮かんでいるかのような状態だから
そうなっているわけです。
そうやって浮力を保っているわけです。

こういう構造のことをアイソスタシーといいます。

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アイソスタシーが理解できる現象(スカンジナビア半島の隆起)

フィンランド

スカンジナビア半島(スカンディナヴィア半島)は
フィンランドなどを含んでいるので、上記画像(フィンランドの森)をいれました。

スカンジナビア半島は氷河時代、
氷河も含めてバランスを取っていました。
アイソスタシーの話です。

スカンジナビア半島の隆起

上記画像のように氷河も含めてバランスを取っていたのです。
これは氷河時代の話です。

でも氷河時代が終わった後は当然ですが氷河がとけてしまいます。

氷河時代が終わったスカンジナビア半島

すると上記画像の右側のような状態になり、
氷河がないので、バランスをとるために、地殻が上に上がってくるわけです。
これがスカンジナビア半島の隆起です。
これはアイソスタシーの具体例です。

今回は水の中に存在する浮力とか重力の考え方と
魚の話とがリンクしていそうな気がしたので書いてみました。

以上でアイソスタシーについての解説を終わります。

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